N.T.ORIGINALは、日本のストリートスケートシーンで欠かせない存在だ。1990年代に東京のストリートを切り拓いた「NEWTYPE(ニュータイプ)」という伝説的チームから派生したブランドで、単なるスケートチームにとどまらず、独特の美学とカルチャーを発信し続けている。
90年代東京ストリートのスケートカルチャーを受け継ぐ
N.T.ORIGINALは90年代の東京ストリートスケートの精神をそのまま引き継ぐ。あの時代のスケートは単なる技術競争じゃなく、ヒップホップやグラフィティ、映画、音楽など多彩なカルチャーが融合した場だった。N.T.ORIGINALはそんな多様なカルチャーの中心で、東京の路上を舞台にしたクリエイティブな表現を体現している。
シンプルだけど強烈なデッキデザイン
N.T.ORIGINALのデッキはシンプルながらも個性的だ。特に「LOGO DECK GLOW IN THE DARK」は、昼はクリーンなロゴながら暗闇で光る蓄光仕様で、90年代の懐かしさと現代の遊び心を兼ね備えている。
こうしたデザインはブランドの原点である「NEWTYPE」の精神を尊重しつつ、今のスケーターにも強く響くプロダクトになっている。さらに、ファッションブランドやアーティストとのコラボも活発で、単なるスケート用品を超えたライフスタイル提案をしている。
多彩なメンバーがカルチャーを拡げる
N.T.ORIGINALはスケートだけじゃなく音楽やアートの才能も集まる場所だ。代表的なメンバーのTOMY-NT(槇田富成)はスケーターでありDJとしても活動し、90年代の東京スケートシーンを支えた重要人物だ。
この多様な活動が、N.T.ORIGINALの「スケートはカルチャーの一部」という思想を示している。彼らにとってスケートは単なるスポーツじゃなく、生活の表現そのものだ。
今も進化し続ける存在感
2025年になってもN.T.ORIGINALはその存在感を失わず、日本のスケートカルチャーの中心であり続けている。新作デッキのリリースやコラボ企画がファンを飽きさせることなく、東京ストリートのスピリットを未来へつないでいる。
オリジナルの魂を守りながら、現代のクリエイティビティも取り込むN.T.ORIGINALは、単なるブランドを超えたカルチャーの象徴として、これからも多くのスケーターやクリエイターに影響を与え続ける。