今回は、【Berrics Game of Skate】を基準にしたスケートゲーム(スケゲー)について解説。
プロの間では、大会も行われているこのスケートゲームについてルールをしっかり把握していれば数倍楽しくスケボーを見たりやったりできることになるだろう。スケゲーするメリットを、最後に記載しているからチェックしてほしい。
スケートゲームとは?
スケートゲームは、簡単に言うと「スケボーでトリックをやりあう勝負のゲーム」である。基本的には、1vs1でやることがほとんどだが、3人や4人といった人数が増えてもできるところがこの、スケートゲームの良いところかもしれない。
今回は、「Berrics Game of Skate」を基準に話をしていきます。
基本的なスケートゲームのルール
【基本的なルール】
まず、大前提としてこのスケートゲームは基本的にはフラットトリックの勝負となる。
(セクションを使わない)
- 参加者は、通常2人で対戦する。(3人以上の複数で対戦することもできる)
- ゲームの開始。コイントスやジャンケンで先攻・後攻を決める。そして、先攻が最初に好きなトリックにトライ。
- 先攻がメイクした場合:メイクした場合は、後攻のスケーターも同じトリックにチャレンジする。
先攻がミスをした場合:後攻が、今度は攻める側にチェンジする。好きなトリックをやっていい。
(攻める側は、自分がミスるまでずっと攻め続けられるわけだ。) - 攻める側がメイクしたトリックを、後攻がメイクできなかった場合に”S”、”K”、”A”、”T”、”E”と1文字づつ付いていく。
- これらの文字は「SKATE」という単語を構成していて、後攻が5回ミスると「SKATE」負けとなり終了。
以上が、一般的なスケゲーのルールです。ただし、イベントや大会によって微妙なルールの違いがある場合もあるのでその時々でチェックする必要がある。
勘違いされがちなNGトリック
「Berrics Game of Skate」を基準とされることが多いため、下記を知らない人も多い。
地面に、足や手がつくトリックはNG。また、ポップをしない地面をスライドするようなトリックもNG。
【NGトリック例】
ノーコンプライ系、ボンレス系、マニュアル系、グラブ系、ショービット系(一部NGになる可能性あり)
わかりやすく言うと、細かい小技はダメってこと。しっかりポップして、かっこいいトリックをメイクしよう。
オリジナルルールについて
そうは言っても、やはりレベルに合わせてルールを変える方が楽しいのも事実。と言うことで、友達同士でオリジナルのルールを作って楽しむ分にはOK。例えば、ボンレス、ノーコンプライ、極端な話ただのターンだけでもOKだ。
ただし、気をつけてほしいのは自分達のホームでやっているスケゲーのルールが他の場所だと「え?」ってなることがあることだ。普段、簡単なショービット・ノーコン・ボンレスばかりやっているスケーターは嫌われる可能性があるので要注意。
スケゲーをするメリット
スケートゲームは、お互い勝負をしてどっちがうまいのかを簡単に決める勝負でもある。なので、勝負をしたがらないスケーターがいるのも事実。
「スケボーは競うものじゃない」「楽しく滑るだけでいいじゃん」って意見だ。
このタイプの人には、あまりスケゲーを申し込まない方がいい。そして、スケゲーするメリットについてだが1番のメリットは普段あまりやらないトリックに挑戦するきっかけができる!と、言うこと。
スケーターそれぞれ、得意不得意のトリックがある。なので、不得意なトリックはそもそも普段から練習しなかったりする。しかしそれではうまくならない。
そんなトリックを、相手がやってきた時にトライするきっかけになるのだ!やってみたら、なんかいけそうな気がする!って練習を始めるきっかけになるかもしれない。
ただただ、うまい下手の順位をつける勝負で考えるのではなくお互いが、向上するちょっとしたゲームと考えて楽しむ方がいいのではないだろうか。